人を許さずとも、自分を許す

あの人のことは許せない
と思っているあなた。

許せないのは、本当にその人のことですか?

その人によって、傷ついてしまった自分
そんな目に合ってしまった自分が許せない、
ということは、ないでしょうか?

本当に許せてないのは、
自分自身のことだったりするのです。

自分が、自分に腹を立て
自分が、自分を責めていたりするのです。
ただでさえ、傷ついている自分に対して、です。

相手を許すかどうかは、あとまわしです。

それより、なにより、
自分を許してあげてください

恨みは、相手をあなたにつなぎとめる

あなたは、恨んでいる相手が誰かいますか?

恨み続けるということは、
その相手が、自分の心の中に、ずっと居続ける
ということです。

すでに、その相手とは、何の関わりがなくなっていても、
相手のせい、相手が悪い、
思っている自分こそが、
相手を自分に、つなぎとめているのです。

自分が、自分の心の中に、相手の居場所を、
提供し続けていることになるのです。

それでも、あなたは恨み続けますか?
それとも、恨みを晴らしますか?
あるいは、恨みを手放しますか?

普段温厚な人が、怒るとこわい

普段温厚な人が、怒るとこわい
とよく言われますが、
これは、普段、温厚なだけに、
怒ったときとの落差が、激しく感じられるため、
だけではなさそうです。

実は、温厚なふるまいをしつつ、
こっそりと、密かに、
怒りをため込んでる可能性があるのです。
その、ため込んだ怒りを、
うわのせして、怒るので、すごいことになります。

自分でも、心底温厚だと思い込んでいると、
まさか、自分が怒りをためてるなんて、
なかなか気づきません。
けれど、怒ったときだけは、別人のように、
激しかったり行動的だったりするので、
うすうす何かあるとは、感じていたりするものです。

ところで、
あなたは、温厚だと人に言われてますか?
密かに何かをため込んでいませんか?

されて嫌なことを、自分もする

自分がされて嫌なこと、嫌だったことを、
いつの間にか、自分が人にしている。

これは、
自分がやられたことを、別の人にやり返して恨みを晴らす
八つ当たり仕返しです。

自分がされて嫌だったなら、
相手の気持ちがわかるから、そんなことする訳がない、
ということもないのです。

怒りが、解消されていないと、
こんな形で、出てしまうこともあるのです。

嫌な思いをしただけでは、
人に優しくなることはできないのです。

やっぱり、怒りはため込まない方が、良いですね。

仕返し、あだ討ち、かたき討ち

仕返しなんて、
とんでもないとあなたは思っていますか?

叩かれたら、叩き返す
これは、もっとも直接的な仕返しです。

兄に叩かれた弟は、親に言って、兄をお仕置きしてもらう、
これも、弟には、仕返しの気持ちがあるでしょう。

公がからんでくるところでは、
被害者は、加害者を重い罪で罰してほしいと思う、
これは、加害者の更生のため、ばかりではなく、
仕返しの気持ちからくるものでしょう。

仕返しは、
怒りの表現のひとつとして、
世の中に、広く存在していることです。

仕返し、おおいに結構、
と言っているのでは、ありません。
そういう仕返ししたいという気持ちは、
普通に生じてしまうものなのです。

この気持ちを、社会に適応した形で、
どう処理していくかが、問題なのです。

無意識の八つ当たりには、気をつけろ!

怒っても当然だけれど、
そこまで怒るのは、ちょっと行き過ぎ
というような怒り方には、要注意です。

そういうときは、
自分でも気づいていない八つ当たりが、
入ってるかもしれません。

自分が過去に体験したのと同じような状況
あるいは、
同じような人に対して、
表現できずにいた分の怒りも、合わせて出すので、
その場には、見合わないものになるのです。

過去の怒りの正体を、自分でも自覚しましょう。

もしかしたら、八つ当たりじゃなくて済むかもしれません。
本当は、誰に怒りをぶつけたかったのか、
自分に聞いてみましょう。

八つ当たり、どうせやるなら、うまくやる

八つ当たり
あまり歓迎されないでしょうが、
うまくやりましょう。

怒りをぶつけたいが、
そうすれば、かえって自分が危うい場合、
その相手が、わからない場合、
その相手が、すでに存在しない場合、
そんなときは、やっぱり八つ当たりです。

自分より弱いものに当たると、世間の相場は決まってます。
八つ当たりしたのに、
自分が傷ついたり、ケガしたのでは、元も子もありません。

生き物は、極力避けた方が無難です。
生き物なら、せいぜい害虫ぐらいにしておきましょう。
「虫ケラどもめ、てめえなんか人間じゃねえ、ぶっ殺してやる!」
って感じでしょうか。

あとは、です。人様の物はいけません。
叩いたり、壊したりです。
あとで、惜しくなったりしない物を選びましょう。

怒りは、ひとつのエネルギーです

怒りは、
自分にとっての良からぬ事態を、
解消するための原動力です。

怒りがあると、恐怖心が薄れ、
平静なときにはしないような、
大胆な行動をしたりすることもあります。

怒りは、ひとつのエネルギーなのです。

問題を解決することよりも、
エネルギーの放出自体に、
快感を見い出してしまう人がいます。
そうなると、
このエネルギー放出の快感を得るために、
怒りのタネを見つけるという、
逆転現象が起きてしまいます。

あなたは、大丈夫ですか?
エネルギーは正しく使いましょう。

怒りは、問題解決へと向かわせるもの

怒りの本来的な役割は、
良からぬ事態を、解消させることに、あります。
なので、
解消することを諦めている人には、
怒りもわいてきません。

怒りを表現するなら、
良からぬ事態が、解消するよう、
効果的に表現しましょう。
相手に、「こちらは良くないのだ」
ということがわかるように表現するということです。

そしてまた、
相手に伝えるだけでなく、
自分自身も、解決に向けて、
何か行動を起こす必要があるのかどうか、
考えてみましょう。

犬だから、「ワン」と吠えただけです

怒ってばっかり、自分でもいやになる。
怒ってばっかり、自分はすっきり、実は、周りが迷惑している。
なんてことは、ありませんか?

怒りの感情が、わいているということは、
自分にとって、良からぬ事態が生じており、
何かに対して、行動を起せという指令が出ているということです。

行動を起こす前に、ちょっとお待ちを。
それって、本当に自分にとっての良からぬ事態ですか?

良からぬ事態であるかどうかの判断は、
個人の信念考え方、物事の受け取り方によって、かなり左右されます。
出来事や状況だけで決まるものではありません。

犬があなたに向かって、「ワン」と吠えたことを、
「非常に無礼だ」
と判断すれば、怒りもわいてくることでしょう。

どれほどの、自分にとっての良からぬ事態、
判断するかによって、
あなたの怒りの感情は、変わってくるのです。


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